この記事を書いている今、私はとても満たされています。
なぜなら、久しぶりに美味しいお寿司を堪能したから。
それもお腹いっぱい。
ドイツに住んでいて、こんなことは滅多にない!
幸せすぎるので、この幸せとおすすめ情報をさっそくお裾分けします!
ちょっと今回はテンション高いかもしれませんが、ご容赦ください。
ギリシャスーパー内にある「鮨松本」
「鮨松本」があるのは、ギリシャスーパー「NIK THE GREEK(通称ニコラウ)」の中。
住所:
HEESENSTR. 90
40549 DÜSSELDORF
営業日時:
平日月曜日から土曜日の8時〜17時
Rosenmontag、クリスマスイブ、大晦日は8時〜13時
ニコラウの奥には鮮魚コーナーもあり、今日見た時は日本人らしき2人の店員さんがいました。
「鮨松本」は、鮮魚コーナーとは別で、レジのすぐ横。
お得な海鮮丼や、脂がのったすばらしい鮮度のお刺身の柵を求めて多くの人が並んでいます。
「鮨松本」のお店にはイートインできる箇所はなく、テイクアウト専門です。
売り場自体は大きくありません。
そこに多くの人が並ぶのですが、大将の松本さんは、お客さん1人ひとりと密なコミュニケーションをとってくれます。
とても忙しいにも関わらず、こちらの質問にもとても丁寧に、元気いっぱい答えてくれるので、何度も行きたくなるんです。
松本さんによると、土曜日は日本人のお客さんがほとんどだけど、平日は7割近くが日本人以外とのこと。私が行った金曜日のお昼も、日本人は私だけでした。
「鮨松本」へは車での来店がおすすめ
ニコラウは、デュッセルドルフの「Heesenstraße駅」から徒歩約9分程度に立地しています。
デュッセルドルフ中央駅から「Heesenstraße駅」まではU75で行けます。
しかし実際のところ、公共交通機関で行くには、少し行きづらい場所です。
特に夏は影もない場所を歩くことになるのでつらい……。
ニコラウへは、できるなら車での来店がおすすめです。
お店の前には5台ほど停められる専用駐車場があります。
お昼時は満車になっていることも多いですが、回転が速いので、すぐに駐車できるようになります。
ちょっとした集まりには「お寿司パーティセット」
「鮨松本」のお寿司やお刺身はデュッセルドルフの日本食スーパーで買えるものに比べてもとても上質。
そしてお値段は、デュッセルドルフの他の日本食レストランでテイクアウトするよりもお得です。
お寿司パーティセットは4人分で、43,95ユーロです。
上の写真では「量が少ないかな?」と思うかもしれませんが、下の写真ではどうでしょう。
お寿司パーティセットに追加していくつかの単品も買いました。
今回買った全てのお寿司がこの写真。
お寿司パーティセットに入っていたお寿司は寿司桶に入れ替えました。
が!なんと、入りきりませんでした。
右下にある長方形のプレートの手前、裏巻き寿司もお寿司パーティセットに入っていたものです。
なかなかの分量ではないですか?
大人4人と子ども2人の我が家のパーティの場合
余談ですが、我が家が追加購入したものは、
- うなぎの握り(5貫)10,50ユーロ
- サーモンの握り(4貫)8,40ユーロ
- サーモンの細巻き(12個)8,40ユーロ
でした。
上の追加3品とお寿司パーティセットで、大人4人と食いしん坊の子ども2人がお腹いっぱいになりました。
「鮨松本」はニコラウの卸業者として直接お魚を使っているので、デュッセルドルフの他のスーパーやレストランよりも安く、そして新鮮なお寿司を作れるんですって。他のお店よりも1つ、間に入っている業者が少ないからこそのこの高クオリティなんだとか。
私が買いに行った時、前のお客さんと後ろのお客さん(双方ドイツ人)はどちらもうなぎの握りを購入していました。
私はまんまと前のお客さんに釣られたクチです。笑
ちらし寿司やお刺身を食べたいなら「お刺身柵5点セット」
今回注文したお刺身柵5点セットの中身は、まぐろ・サーモン・鯛・ハマチ・タコでした。
こちらは、これだけ入って27ユーロです。
初めて頼んだのでいつも同じ内容かどうかはわかりませんが、すべて新鮮で美味しくいただきました。
タコはすでに茹でられていて、ほんのり塩味がしていました。
本来の目的は、こどもの日のちらし寿司を作るつもりでこのセットを頼んでいたんです。
しかし、予定外に追加のお寿司を買ってしまったので、こちらはお刺身にしました。
だって、売り場に並んでいるお寿司があまりにも美味しそうで、我慢できませんでした!
鯛をもっと薄く切るべきだったか……と思いましたが、子どもたちが満足してくれたのでこれでよし!
鯛やハマチのお刺身なんて、ドイツの自宅でなかなか食べられませんもんね。
我が家の子どもたちも初めて食べて、美味しい美味しいと大興奮でした。
ハマチのようなドイツであまり馴染みのない魚を、しかも生で食べるのはドイツ人にとってはハードルが高いですよね。でも、「鮨松本」の新鮮なハマチを食べたドイツの人たちは、お魚の味をしっかりとわかるようになってくるんだとか。
「お寿司パーティセット」と「お刺身柵5点セット」は予約要!
お店には柵もお寿司も売っていますが、「お寿司パーティセット」と「お刺身柵5点セット」は予約が必須。
予約は受け取りの2日前までにメールで連絡します。
「鮨松本」の予約方法
予約をする時は、
- 商品とその個数
- 名前
- 受け取り日
- 受け取る時間帯
を書いて、下記のメールアドレスに連絡します。
hm★nikolaou.org
【重要】メールを送る際は、上記アドレスの★を@に変えてください。
*メールアドレスは2023年5月時点で有効なのを松本さんに確認済みです。
しばらくしてから松本さんから予約受付の返信が来ますが、余裕を持って連絡してくださいね。
鮨松本の美味しいお寿司を食べて大満足
今回お寿司をリクエストしたのは、こどもの日の主役、息子です。
しかも、「美味しいお寿司。日本のお寿司。ED○KAのお寿司はいや」と。
その時点で「鮨松本」のお刺身柵を2つ買ってちらし寿司を作ろうと思っていたのですが……。
松本さんにダメもとでお寿司パーティセットを注文してみると、可能とのこと!
(あらかじめ調べた情報では土曜日のみの販売になっていましたが、私が買ったのは金曜日。)
そこで、お寿司パーティセット1つと、お刺身柵を1つ使ったミニちらし寿司にしようと予定変更。
しかし店頭でお寿司を追加購入したので、全てお寿司職人さんが作ってくれた美味しいお寿司になりました。
その後、お刺身柵セットは、お刺身として子どもたちと私だけで食べました。笑
ドイツ育ちでも魚の味の違いがわかるようになった子どもたち
息子はハマチの白い部分と赤い部分の味の違いを楽しんだり、娘は鯛をサーモンの後に食べて味がしないと言ったり。
そこで、私は鯛は白身魚でサーモンよりも味が淡白だから最初に食べる方がいいんだよ、と教えることもしました。
今まではできなかったお魚の味の食べ比べです。
息子は娘に「鯛はゆっくり噛めば甘い味がしてくるよ」とも言っていました。
今回の「鮨松本」のお寿司&お刺身体験で、息子はうなぎの握りと鯛のお刺身、娘はうなぎの握りとまぐろのお刺身が特に好物になったようです。
うなぎの握り……、私用に頼んだのにな……。
1貫しか食べさせてもらえなかったな……。
松本さんによると、ドイツで新鮮なお魚を食べる機会のなかった日本人の子どもが魚嫌いになったり、逆に「鮨松本」のサーモン(脂の乗った新鮮なノルウェーサーモン)が美味し過ぎて日本に帰国後サーモンを食べなくなった子どももいるそう。子どもの好き嫌いは一度食べたものの印象が強烈に作用するんですね。
我が家の醤油はアマゾンで購入した5Lパック!
醤油、年々値上がりしてますよね。
ちまちまちまちま、使っていますが、なくなるのがなんと早いことか……。
と、そうこうしていたら、この前Amazonでキッコーマン醤油5Lパックを発見しました。
箱の中に袋が入っている形状らしいんですが、醤油は蛇口(?)から出ます!
大抵のお店が1L10ユーロほどすることを考えると、これは破格のお値段!
私はこれを買って早速、ご無沙汰だった醤油麹を作りました。
これだけあれば、ポン酢や煮切り醤油も自由自在です。
鮨松本の普段使いには海鮮丼がイチオシ!
「鮨松本」の大人気商品といえば、海鮮丼!
お昼時になれば、日本人だけでなく、ドイツ人も海鮮丼を買いにやってきます。
週に何回も海鮮丼を買いに来るドイツ人のお客さんも多いんだって!
お客さんのオーダーを聞きながら、店員さんが手早くご飯を盛って、トッピングを載せていきます。
海鮮丼で選べるのは、
- ミックス丼(サーモン+マグロ+ハマチ)
- サーモン&マグロ丼
- マグロ丼
- サーモン丼
- ハマチ丼
です。
大きさはS、M、Lの3種類。
Sは6ユーロ、Mは8ユーロ、Lは10ユーロです。
残念ながら、お店の中でいただくことはできず、しかも周辺に食べられそうな場所もありません。
遠くから買いに行く人は、夏場はクーラーボックスの持参を忘れないでくださいね。
実のところ、私は初めて夏に行った時、クーラーボックスの持参を忘れました。
しかも、夫が暑過ぎて散歩をするのを嫌がり、侘しくも車の中でモグモグした経験あり。
せっかくのお寿司、ゆっくりと心身ともに落ち着きながら味わいましょうね!
「鮨松本」をブログに書くにあたって、松本さんに写真掲載などの許可をいただきました。
ありがとうございます!また伺います。
せっかく寿司ブームが来ても、美味しくないお魚を食べたのでは寿司嫌いが増えるだけで本末転倒。新鮮で美味しいものを安く、を実現している「鮨松本」のお魚なら、ファンが多いのも納得です!
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