Wimmelbuch(ヴィンメルブッフ)とはなんでしょう。
思いつく日本語訳がないのですが、説明すると「文字がない、絵が多くてにぎやかな本」です。
私もドイツで子育てをするまでは知らない存在でした。
今回はWimmelbuchを紹介します。
前回の記事で書いたドイツのAmazon Globalで日本まで送ってもらえますので、日本にいて欲しいという人もチェックしてみてください。
日本のAmazonでも「ドイツ語版」というくくりになっていますが、購入できるWimmelbuchはあります。(そもそも中に絵を見て楽しむものなので、ドイツ語版もなにもないのですが…。)
日本のAmazonで購入できるおすすめもいくつかピックアップしてみます。
Wimmelbuchは何がいいの?
Wimmelbuchには作者によるストーリーの記述はありません。
そこにあるのは、詳細なまでに書き込まれた、見開きいっぱいの絵。
細かく書き込まれた自然や人々、乗り物や食べ物がそこにはあり、見るたびに発見があります。
子どもと一緒に見る人によって、作り出すストーリーはいろいろです。
そして、子どもが指をさして興味を示したものには、そこで名前を教えます。
WImmelbuchは子どもに発見や集中、語彙の習得などさまざまな影響を与えてくれるんです。
日本の赤ちゃん絵本の定番はシンプルな絵と文字
日本で子どもに最初に読んで聞かせる絵本といえば、「いないいないばあ」や「じゃあじゃあびりびり」「しましまぐるぐる」のようなシンプルな文字入りの絵本ですよね。
中の絵もごちゃごちゃせずにとても分かりやすい。
布絵本の場合でも、ボードブックと同じくシンプルな文字が入っているものが多いですよね。
ドイツの小さな子が見る絵本は色合いがにぎやか
赤ちゃんにも安心の布絵本
ドイツのおもちゃブランドとして有名なHABA社が出している布絵本は、日本でも出産祝いとして人気。
日本のAmazonでも楽天でも、数は少ないですが下記のものなら購入可能です。
ドイツはHABA社のお膝元なだけあって、布絵本の種類も豊富です。
もしドイツから日本へ取り寄せるのであれば、1冊だけでなく複数冊注文した方がお得になりますよ。
下記のものは全てドイツのAmazon Globalで日本へ配送してもらえます。
ことばを覚え始める子にはことば絵本
百科事典系(?)の絵本などの書籍を出版しているDK社の「Wörterシリーズ」は、子どもたちの身の回りの言葉がたくさん載っている絵本です。
大人になってからドイツ語を習い始めた私にとって、子どもたちの遊び道具などを表す言葉は教科書で見たことがありませんでした。
滑り台とかブランコとか、子どもができてから知った言葉です。
これらの絵本ではものの名前しか覚えられませんが、ドイツ語初心者も使えますね。
日本へ送るならドイツのAmazon Globalで
上記の本1冊をドイツのAmazon Globalで日本へ配送した場合、送料は19,63Euroでした。
まとめて3冊送る場合には合わせて送料は25,63Euro。
やはり何冊かまとめて注文するのがおすすめです。

Wimmelbuchには何が載ってる?
Wimmelbuchにストーリーはなく、それぞれの本に共通したテーマがあります。
ギッチリと描き込まれた人や車、動物の絵から子どもたちはそれぞれの物語を膨らませます。
乗り物や自然の他に、「農場」にフォーカスが当てられたWimmelbuchが多いのは、ドイツならではですね。
街のWimmelbuchには、同じ人物が違うページに描いてあることも多いが特徴。
だから、「ウォーリーをさがせ!」のような使い方もできるんですよ。
農場のWimmelbuch
いかにもドイツ、農場がテーマのWimmelbuchです。
農場で暮らす動物たちや、作物、工具の名前など、日本語でもパッと出てこないものがたくさん。
子どもに「これなに?」と聞かれると、頭をフル回転させながらなんとか名前を思い出そうとしていたのが良い思い出です。(結局思い出せなかったことも多々…。)
工事現場のWimmelbuch
子どもって、なんであんなに工事現場が好きなんでしょうね。
こちらのWimmelbuchも、日本語であってもあまり知らない車両や工具がたくさん出てきます。
ドイツはDIYが盛んな国。
家にもさまざまな工具がありますが、日本語で言えないことがほとんどです…。
ドイツの子どものおもちゃには工具があることも多い!
だから、ドイツで子育てをする人は工具の名前は知っておいた方がいいかも。(とは言え、Wimmelbuchに名前は載っていませんが笑。)
幼稚園のWimmelbuch
幼稚園に上がる前には、幼稚園のWimmelbuchでテンションを上げておくのも良いですね。
いろいろな場面の幼稚園生活の様子が見れるのも面白いですよ。
コップをひっくり返している子やお漏らしをしている子など、Wimmelbuchによってもいろいろな面白さがあります。
子どもが気負わずに幼稚園に行けるちょっとした手助けになるかも。
自然のWimmelbuch
都市を少し離れただけでも、すぐに自然が見つかるドイツ。
それどころか都市の中にも突然ひつじの放牧が見られたり、森が現れたりするのがドイツですね。
散歩の途中に見る植物や虫たちを見つけられるのが、自然のWImmelbuchです。
季節のWimmelbuch
ドイツにも四季はあります。
下で紹介しているのはBobo Siebenschläferのキャクター、Boboが案内する四季です。
Wimmelbuchによっては1つの季節に1冊、というものもあります。
おすすめは都市のWimmelbuch
ドイツに来る予定がある人、来たことがある人、今でも住んでいる人。
みんなにおすすめしたいのが、各都市のWimmelbuchです。
残念ながら全ての都市が網羅されているわけではありませんが、多くの種類が発行されています。
事前準備として見ておけば、実際にドイツに来た時にその場所を探しに出る楽しみができます。
ドイツに来たことがある人は、街の思い出として、「ここに行った時、あんなことがあったよね」と話すこともできますよね。
我が家にも住んでいる市のWimmelbuchがあります。
子どもたちは、Wimmelbuchを開くたびに「最近これ見ていないね」と建物やオブジェを指差すので、それぞれの楽しみ方ができるんですよ。
Berlin(ベルリン)
ドイツといえばベルリン。
ドイツに来たことがない人でも、テレビや教科書などで見たことがある「ブランデンブルク門」が表紙の絵本です。
Leipzig(ライプツィヒ)
ライプツィヒはザクセン州にある人気の観光都市。
有名な聖トーマス教会が表紙に描かれていますね。
Mainz(マインツ)
マインツはラインラント=プファルツ州にある都市。
聖シュテファン教会やマインツ大聖堂などが有名です。
Köln(ケルン)
言わずと知れたケルン大聖堂があるところ。
すぐそばを流れるライン川にかかるホーエンツォレルン橋も有名です。
Düsseldorf(デュッセルドルフ)
ヨーロッパ有数の日本人街を持つデュッセルドルフ。
ライン川を歩く人々、雄大な景色、大都市ならではのにぎやかさも併せ持っています。
日本のAmazonで買えるWimmelbuch
数は多くありませんが、日本のAmazonでもWimmelbuchの取り扱いがありました。
ドイツ語版ですが、絵を見る絵本なのでドイツ語ができなくても大丈夫。
Wimmelbuchがどんなものか気になる人は、まずはこれらから試してみてはいかがでしょうか。
クリスマスのWimmelbuch
マウスのWimmelbuch
Die Maus – Wimmelbuch: Das grosse Sendung mit der Maus Bilderbuch ab 2 Jahre
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