公的保険でカバーされる定期検診のいろいろ

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定期検診のいろいろ ドイツ生活

海外で生活しているとできるだけ医者にいくのは避けたいところ。

ですが、四十路にもなると体にいろいろとガタが出てきそうな気配もあります。

ドイツにいても予防医療はとても大事

(Hausarztに注意された女が何言ってんだという話ですが。注意された話はコチラ



歯医者の定期検診は年に1回

歯医者は苦手でも年に1回は通うべし

虫歯にならないと歯医者には行かない、というのが古いタイプの日本人(私もコレでした)。

本当は日本でもドイツでも定期的にクリーニング(歯石取りとか)には行くべきです。

定期検診(虫歯チェックや歯磨き指導)ならなおさら

私が入っているのは公的保険なのでそれを前提に話しますが、歯の定期検診は半年〜1年に1回受けることが推奨されています。

公的保険でカバーされるのは、年に1回の定期検診だけで、それ以上は実費です。(6歳以上の子どもは半年に一回無料で定期検診が受けられます。)

年に1回の歯の定期検診は、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。

でも、これをしておくと、後々になって被せ物(クラウン)の交換するときなどに保険会社から受けられる援助金のパーセントに違いが出るんです。

ちなみに私、7月と8月に歯医者に行く予定があります。

それは、15年以上前の日本での歯科治療でつけた被せ物にガタがきたため。

2箇所あるんですが、これは銀歯なので見栄えが悪いのが気になってたんです。

どうせ被せ物を交換するならセラミックにしてしまおう。

そう決めたのですが……。

補助金を受けても2本分のセラミッククラウン治療は、800ユーロですって!

たかいたかいたかいたかい!!!

公的保険からでも補助金は出る

公的保険からでも補助金は出る

ドイツで被せ物をするのは、とても高額です。

日本でも、被せ物の材質によってはとても高いですよね。

ドイツでも日本と同じくどんな材質の被せ物にするのか選択できます。

セラミックを選んだ場合でも、公的保険からの補助金は出ます

しかし、毎年歯科検診を受けているかどうかが、ここで大きく関わってきます。

通常は料金の60%が補助として出ます。

そして、5年続けて歯科検診を受けていることが証明できれば補助金は70%に増加。

10年続けていれば、この補助金は75%にもなります。

歯石取り(プロフェッショナルクリーニングと言います)は一部自己負担ですが、歯科検診は無料です。

後々のためにも、歯科検診は毎年受けておきましょう。

定期検診でBonusheftにスタンプを貯めよう

Bonusheftにスタンプを貯めよう

数年後に虫歯治療が必要になったり、すでにある被せ物を交換する必要があるかもしれません。

そのときのために、毎年の歯科検診は行っておくことをおすすめします。

歯科検診に行くとBonusheftという冊子がもらえます。

毎年検診に行くたびに、そのBonusheftにスタンプがもらえます

そのBonusheftが定期検診を受けていたことの証明です。

もちろん歯科医院にも(普通は)電子データがあるでしょう。

でも、このBonusheftにスタンプを貯めておけば、もし通う歯科医院が変わった時でもめんどくさい問い合わせをしなくてすみます。

定期検診は、歯科で相談すると簡単にできますので、将来のためにもきちんと受けましょう!

婦人科の定期検診も1年に1回

婦人科にも1年に1回は行こう

私はピルを服用しているので、半年に1回は婦人科にコンタクトをとっています。

ピル服用者は1年に1回必ず医師の診察を受ける必要があるので、時期がくれば電話をかけた際にスタッフが教えてくれます。

このときが婦人科検査のタイミング。

婦人科に行けば、血圧を測った後、胸と子宮の触診をしてもらえます

胸にしこりがありそう、など気になる点があればエコー検査も可能。

エコー検査は医師が検査を必要と判断した場合に限って無料になります。

年齢によって違う子宮頸がん検診の頻度

年齢によって違う子宮頸がん検診の頻度

ドイツでは20歳までなら年に1回

35歳以上からは、3年に1回の頻度でHPVの検査が無料で受けられます。

乳がん検診は触診が基本

乳がん検診は触診が基本

女性にとって一番身近に感じる乳がんですが、ドイツでは触診が基本です。

私は前述した通り、ピル服用のための定期検診の際に乳がん検診を受けています。

日本人は、ドイツ人に比べると乳がんに罹患する年齢が若いそうです

日本では40歳以上になると2年に1回のマンモグラフィーを推奨されているので、ドイツ式の触診のみは不安ですよね。

婦人科に普段通っていない人でも、せめて年に1回の乳がん検診ぐらいは受けましょう

ドイツでは、50歳以上になると、2年に1回の頻度でマンモグラフィーを無料で受けられます。



Hautarztでの定期検診は?

Hautarztでの定期検診は?

Hausarzt(ホームドクター)は何かしら体に不調が出た時に、まず行くところ。

婦人科や耳鼻科によく行く人はHausarztをそれほど身近に感じないかもしれませんね(私です)。

定期健康診断は3年に1回

定期健康診断は3年に1回

日本のように会社や行政が健康診断や人間ドッグの案内をしてくれないのが、ここドイツ。

健康診断受けなきゃ!と自分で動かない限り、うっかり忘れてしまうのが実情です。

というのも、Hausarztで受けられる保険適応の健康診断は3年に1回

信じられますか!?

3年に1回!!

在独年数が長くても、ドイツ流の健康診断は不安に思う人が多いですね。

そんな人は、デュッセルドルフで人間ドッグを受けましょう。

皮膚がんのスクリーニング検査は2年に1回

皮膚がんのスクリーニング検査は2年に1回

健康診断が3年に1回なのに、皮膚がんのスクリーニングは2年に1回という謎。

スクリニーングでは、その名の通り、医師が一通り体のほくろを隅々までチェックしてくれます。

そこで「あやしいな」と思われるほくろが見つかったら、がんの疑いありということで皮膚科専門医に

実は私、先日の皮膚がんスクリーニングで気になるものがあったんですよね。

皮膚科専門医への紹介状をもらったので、近くの皮膚科へ行ってきました。

「夏休みが終わったら診るわね」とのことで、8月の半ばに予約を取りました。(バケーション超大事なドイツあるある)

この皮膚科の先生はなんだか面白そう(ネタ的に)なので、また後日報告します。

眼科の視力定期検診は半年に1回

眼科の視力定期検診は半年に1回

眼科の視力定期検診は私ではなく、メガネっ子の息子です。

小児科での5歳児検診で視力検査をきちんとしなかった(超内弁慶)ので、眼科に送られた息子。

それ以来、その眼科に半年に1度通っています。

眼科の先生によると、私も夫もメガネ族なので、いずれ息子にも影響が出るだろうとのことだったんです。

案の定、小学校に上がってすぐの定期検診で視力が落ちていることがわかり、メガネっ子に。

メガネっ子になってからも、度数の変更がいらないかどうかのチェックに定期検診を受けています。

海外暮らし、心身ともに健康に!

海外暮らし、心身ともに健康に!

なんだか最近、あっちこっちのクリニックに通っている私、42歳。

以前の私は超低血圧だったんですが、ここ最近は血圧が高めです。

それはHausarztの健康診断で判明しました。

そして、この時は循環器内科への紹介状をもらい、24時間血圧を測る装置を付けられました

同日に婦人科の予約があったので、その装置をつけたまま婦人科検診。

婦人科の先生に血圧の話をすると、今までの服用していた低容量ピルからミニピルへの変更を勧められました。

ミニピルは服用期間中(毎日服用)は生理が来ないらしいので楽だな、と思っていました。

が、これ、最初の数ヶ月は不正出血が出るのが普通らしくて。

私も例に漏れず、この副作用に悩まされてます。

しかも、低用量ピルのとき以上に服薬時間を厳格に守る必要があるのだとか。

そもそも血圧が上がらなければこんなことにもならなかったのに、と後悔の日々。

なんとなく血圧が上がった理由はわかっているので、それをまず解消しようかな。

(要するにただデブっただけ。多分)



コメント

  1. mikaloo より:

    いつも為になる情報ありがとう!こう見るとほぼやってない。
    予約の為に夫を動かすのは難しい…。自分は会社で健康診断だから良いよなぁ

    • Chihiro より:

      みかさん初コメありがとう!!私も健康診断はずいぶん行ってなかったよ。通知も案内ハガキもないからうっかり忘れちゃうよね。

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