ドイツのサイン帳

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ドイツで子育て

サイン帳って覚えていますか?

ここでいうサイン帳とは、日本の小学生たちがクラス替えや卒業の前に友達に書いてもらうアレです。

プロフィール帳(プロフ帳)とも言うんですよね。世代によって呼び方が違うんだとか。四十路の私はサイン帳呼びです。

主に女子の間で回り、たくさんの人に書いてもらったにも関わらず、いつの間にやら紛失してしまっているアレです。

最近、幼稚園年中の娘や小学1年生の息子も持って帰ってくるようになりました。

娘はまだ1年以上幼稚園にいるし、息子にいたってはまだ小学校に入ったばかり。4年間クラス替えがないのに、なぜこの時期にサイン帳が回ってくるのか、とても謎です。

ドイツのサイン帳ってどんなの?

ドイツのサイン帳には髪の色と目の色の項目がある。

ドイツと日本のサイン帳の大きな違いは、ドイツのサイン帳には「髪の色」と「目の色」の欄があること!

しかし、不思議なことに、肌の色の欄はありません

大人の世界では、肌の色をうんぬん語ることはある意味タブーのように言われています。

けれど、肌の色も目の色と同じようにその人が持つ個性やアイデンティティー、特徴。

子どもに自分自身の髪の色や目の色を塗らせるのは良くて、肌の色は無視する。それはどうも将来そのことをタブーと認識させるような流れにならないか、とも思います。

浅慮な私にはわからない深い意味があるのかもしれませんが…。



日本のサイン帳の特徴といえば、そう、お決まりのアレです

一方、日本のサイン帳にはあってドイツのサイン帳にないものといえば、血液型の欄ですね。

ドイツ人は自分の血液型を知らない人も多い。私も自分の子どもたちの血液型は知りません(夫は昔兵役に行っていたので血液型を知っています。彼はRHマイナスなので、献血のお願いの手紙をよく受け取ってます)

そういえば、星座の欄があるものも見たことがないような。

日本の小学生女子(約30年前当時)のサイン帳には血液型と星座は必須でしたよね。

今もそうなんでしょうか。

字が書けない子の代わりに親が書いたからといって…

子どもの字の方が、大人の字よりも読める謎現象。

娘の幼稚園の友達はまだ字が書けない子が多いです。

そのため、文字は親が代わりに書いてくれ、絵や円をつける欄は子ども自身の手によるものがほとんど。

小学1年生の息子の友達も、まだ書けない文字があるので一部は親が描いてくれています。

彼らに共通して言えることは、「親が書いた文字のほうがむしろ読めない!」です。

できるだけ読みやすく、などという配慮をする文化はないんでしょうね。子どもが絵を書き殴った色鉛筆をそのまま使ってなおかつ筆記体で書いているので、文字が潰れまくって読めないなんてザラです。

まだ字を覚えたての1年生の字の方が、デカデカと書いてくれる分読めるという現象が起きています。

サイン帳からあれこれわかる分、取り扱いは要注意

息子もサイン帳を友達から頼まれたのをきっかけに、自分のサイン帳を買って友達に回すようになりました。

帰ってくるたびに興味深く見ているのですが、「誰とぎゅっとするのが好き?」の質問に、10歳の男の子は空白でした。息子と同年代の子どもたちは「ママ」とか「犬」とか「おばあちゃん」とか書いているので、息子も10歳になるともう私とぎゅっとしてくれなくなるのかも、と勝手に切なくなっています。

息子はまだ5人くらいしかサイン帳に書いてもらっていませんが、家族構成が「両親と弟」「ママと妹」「おじいちゃんとおばあちゃん」など、多様な家族の在り方も見られます

サイン帳って、子どもの時にはなにも考えずに書いていました。

でも、今思えば、個人情報が盛りだくさんなんですよね。

生年月日や住所、家族構成までてんこ盛り。

サイン帳を渡す側になってしまったからには、書いてもらったサイン帳を紛失しないように気をつけないといけないですね。



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