Tonieboxはお持ちですか?
今でこそAudibleやApple Musicなどで、物語を聴きながら寝る子どもが増えてきましたね。
一昔前は、親が物語を読んだら「さぁおしまい、もう寝なさい」。
そんな家庭の人が多かったのではないでしょうか。
私が子どものころはカセットテープが主流。
寝ながら物語や音楽を聴いていた記憶がうっすら…。
でも、その頃の日本には(今でもですが)それほどオーディオ文化は栄えていなかったように思います。
一方ドイツでは、老いも若きもオーディオ文化に馴染みあり。
ラジオを垂れ流している家庭も多々。
今回は、2016年の販売開始以来、ドイツのママたちを虜にしているTonieboxについて書いていきます。
Tonieboxって何?
上のYouTubeは、アメリカで流されているTonieboxの広告です。
数年前にアメリカでもTonieboxが発売が開始され、大人気のようです。
Tonieboxは、tonies社が出している、小さな子どもでも簡単に扱えるオーディオシステム。
小さなフィギュアをBoxの上に乗せるだけで、音楽や物語を再生することができるという画期的なもの。
Boxは柔らかい素材で覆われているので、小さな子どものそばにも安心しておくことができます。
Tonieboxがおすすめな理由

日本にもデアゴスティーニが出している、マジカルオーディオえほんがあります。
こちらは2020年10月の販売開始以来、ディズニーファンに根強い人気がありますね。
何十種ものフィギュアと人気声優による朗読が人気の秘密。
Toniesとは違って、紙の絵本もセットで購入できます。
日本にあるTonieboxのような子ども向けオーディオシステムは、現在のところこのマジカルオーディオえほん一択です。
この画像をクリックするとディアゴスティーニ公式サイトが開きます。
Tonieboxが取り扱うのは、ディズニーだけではありません。
最初の頃は、小さい子向けの歌や物語が多かったToniesのフィギュア。

引用:tonies
今では10歳以上向けの知的好奇心をくすぐるものまで出ています。
私の息子は、深海の生き物や古生物についての多くのドイツ語と知識をTonieboxから得ました。
他にもTonieboxがおすすめな理由はコレ!
- フィギュアが小さくてかわいい
- 子どもが自分でフィギュアを選べる
- 小さな子どもでも操作が簡単
- (フィギュアは)プレゼントにちょうどいい価格帯
- 耳からの情報のみなので想像力がつく
- しっかり聞くことで集中力がつく
- ひとりで寝る時もいつも一緒にいられる(高ポイント!)
Tonieboxを使うには?

Tonieboxだけではただの箱。
聞くには、Toniesと呼ばれるフィギュアが必要です。
それぞれのフィギュアには歌や物語が入っていて、好きなものを選んで買います。
何も入っていないKreativ-Toniesというフィギュアには、mytoniesのアカウントから好きな音源を入れられます。
入れる音源はCDやダウンロードしたものでも、実際の声や演奏でもOK。
例えば、日本の祖父母に絵本を読んでもらっている音声を入れることだってできるんです。
日本語の絵本を祖父母の声で聞けるなんて素敵ですよね。
初めてTonieboxを使うとき
Tonieboxは、持ち運んで使うことができるオーディオシステムです。
充電さえできていれば、車や電車に持ち込んで聞くこともできます。
イヤホンジャックもついているので、周囲の迷惑にはなりません。
おじいちゃんとおばあちゃんの家にお泊まりに行く時にも抱えていけます。
ただ、初めて使う時にはTonieboxにはWi-Fiが必要。
上記の動画では、簡単にスマートフォンのアプリから初期設定ができると説明しています。
動画はドイツ語ですが、名前やE-mailアドレス、Tonieboxのシリアル番号の登録などは簡単にできると思います。
スマートフォンのアプリではもちろん、PCのmytoniesアカウントからでも管理は可能。
とにかくまずは動画のように初期設定をしないことにはTonieboxで音源を聞くことはできません。
自分の子どもにプレゼントをする時などは、あらかじめセッティングをしてから渡してあげた方が良いかもしれませんね。
Kreativ-Toniesの使い方

Kreativ-Toniesに音源を入れる場合
決まった音源は入っておらず、自分の好きなものを自由に入れられるのがKreativ-Toniesです。
買ったばかりのKreativ-Toniesのフィギュアには、音源は何も入っていません。
下の画像は、我が家のmytoniesに登録されているKreativ-Toniesの1つです。

このKreativ-Toniesのフィギュアには、日本のAmazonで買った日本の歌を入れています。
もともとCDプレイヤーで聞かせていたのですが、やはりTonieboxの方が使い勝手がいいのでそうしました。
CDはどこへ行ったのか、もはやわかりません。
他に、「おとえほん」などのCD音源の日本語のお話も、Kreativ-Toniesに入れました。
Kreativ-Toniesに何かの音源を入れたい時には、上記が画像の右側にある、アップロードマークを押します。(Toniesの猫耳に上矢印のマークです。)
すると、今度はこんな画面になります。

ここでまたアップロードのマークを押します。
次の画面で、音源がアップロードできるようになります。

アップロードできる音源のファイルは、AAC・AIF・AIFF・FLAC・MP3・M4A・M4B・WAV・OGA・OGG・OPUS・WMAのいずれかです。
例えば、iPhoneのボイスメモで絵本を朗読したものを入れたい場合は、M4Aファイルなので大丈夫ですね。
音源の長さは最長90分。
絵本の読み聞かせの場合は、かなりの話数を入れることができます。
子どもたちによるTonieboxの操作方法

まず、Tonieboxの耳を3秒ほどつまんで、Tonieboxを起動します。
その後、聞きたいフィギュアをToniesの上に載せるだけ。
選んだフィギュアが新しいものや、久しぶりに聞くものであった場合には、LEDが青く点滅します。
LEDが緑色に変わると、音源の反映が完了のサイン。
この色になれば、音源が再生されます。
最近聞いていたものなら、起動させてフィギュアを乗せればすぐに、音源が再生されます。
起動する | Tonieboxの耳を3秒ほど音が鳴るまでつまむ |
音源を再生 | 聞きたいフィギュアをTonieboxに乗せる |
音源を止める | フィギュアをTonieboxからおろす |
最初から再生 | ほかのフィギュアに一旦乗せ替えてからもとのフィギュアを乗せる |
スキップ | Tonieboxの側面を音がなるほど強く叩く(1チャプタースキップ) |
数秒だけ巻き戻し | Tonieboxを音が鳴るまで左に傾ける |
数秒だけ早送り | Tonieboxを音が鳴るまで右に傾ける |
管理アカウントmytoniesでできること

我が家はもっぱらPCのアカウントからTonieboxを操作しています。
利用しているのはmytoniesというものです。
これは、Toniesの公式サイトから作ることができる管理アカウントです。
このサイトはどんどんど使い勝手が良くなっています。
なんと今では、持っているToniesのフィギュアを一覧で見られるようになっています。
1度でもTonieboxに乗せたToniesは、mytoniesのTonies管理画面の一覧に出てきます。
そこで、「あなたのものですか?」にJaと回答するだけでおしまい。(お友達のものを借りた、ということもありますからね。)
この管理画面を見ると、どのToniesを持っているかが一目瞭然。
管理画面に入れる人を親族までに広げておくと、Toniesがプレゼントされた時に「すでに持っていた!」なんてことが防げるんです。
新サービス「Audiothek」が登場!
Audiothekとはなんぞや…?
私も久しぶりにmytoniesを開いて驚きました。
なんと、新しいシステムが登場しているではありませんか!
Audiothekは、tonies社が出している「Kreativ-toniesまたは相応のToniesに入れることができる」音源です。
ややこしい説明ですね。
まずは下の画像を見てください。

例えば、2023年4月時点で販売されているAudiothekに、ミニオンズの「Ich – einfach unverbesserlich」2と3があります。
もともとToniesからはミニオンズのフィギュアが出ています。
そこには「Ich – einfach unverbesserlich」という話が入っています。
Autiothekのミニオンズの話は、このToniesのフィギュアかKreativ-toniesに入れることができるんです。

先述した「Kreativ-toniesまたは相応のToniesに入れることができる」というのは、まさしくコレ。
相応の(とtonies社が決めた)Toniesフィギュアであれば、Kreativ-toniesのように音源を上書きできるんです。
Audiothekはお得?それとも…?
Toniesは単体で買うと現在のところ1つ16,99ユーロ。
Kreativ-toniesは1つ10,99ユーロです。(ここ数年でどちらも3ユーロほど値上がりしています…。)
Audiothekは1つで8ユーロほど。
フィギュアを買わずに済む分、節約ができるんですね。
上書きをしたからと言って、もともと持っていたToniesの中の話が消えてしまうわけではありません。
以前の音源は、mytoniesにバックアップが残っています。
以前のものを聞きたいと思えば、いつでもちゃんと取り戻すことができます。
とは言え、ですよ。
めんどくさいですよね。
いちいちPCを開いて音源を入れ替えるのなんて。
多分、我が家はAudiothekには手を出さない気がします。
どうしても欲しいAudiothekがあれば、Kreativ-toniesのフィギュアを増やしてそれに入れると思います。
Toniesのフィギュアはたびたびセールしている

ここ数年で3ユーロほど値上がりしたToniesのフィギュア。
以前はKreativ-Toniesが7ユーロ、Toniesが11ユーロほどだったのにすごい値上げ率ですよね。
それでも、誕生日会やイースター、クリスマスのプレゼントとして最適なお値段であることに変わりはありません。
Toniesのフィギュアは、街の書店やRossmannのようなドラッグストアでも買うことができるほどの人気商品です。
ここでの値段は、たいてい定価販売。
しかし、狙い目はイースターやクリスマスの時期です。
需要を見越してかtonies公式サイトや多くのおもちゃ屋さんでセールをしています。
私は、Paybackポイントが貯まるBabymarktを利用することも多いです。
Toniesのフィギュアは、ごく稀にAldiなどの激安スーパーでも特価品として売り出しています。
しかし、当たり前ですがそれらはすぐに売り切れます。(そして欲しいものに限って対象じゃなかったりします。)
もちろんAmazonでも一部のものは安く手に入れることが可能です。
イースターに合わせてうさぎのフィギュアを選んだり、
クリスマスに合わせて(たとえば12月6日のニコラウスの日のプレゼントに)クリスマスソングのフィギュアを選んだり。
上のものなんて、天使がクリスマスクッキーを作っているフィギュアなんですよ。
かわいすぎ、たまらん!
アクセサリーも充実している
息子にTonieboxを買った5年ほど前には考えられなかった爆発的人気を誇るToniebox。
人気と知名度に合わせるかのように、周辺のアクセサリーも充実してきました。
持ち運び用バッグ
例えば、お出かけ(お泊りなど)の時に使えるのが持ち運び用のバッグ。
以前はフィギュアを入れるだけのバッグしかありませんでした。
今ではToniebox本体もしっかりと入れられるバッグが登場しています。
tonies社の公式のものでも、サードパーティのものでも種類は豊富。
上のものなら、充電器も一緒に持ち運びができます。
数日間にわたるお泊まりや、旅行で充電が切れても大丈夫。
充電器も本体もフィギュアもまとめて子どもが持っていく。
これは、子どもに責任と管理を教えられるのでおすすめです。
フィギュアと本体を収納する棚

我が家は、Tonieboxを最初に買った時に、一緒にフィギュア専用棚を買いました。
横一列に並べられるもので、10体乗せられるかどうかぐらいです。
最初は5体ほどしかないToniesのフィギュア。
いつの間にか、気付けば数十個に増えてきます。
そうなれば、最初に買っていたフィギュア専用棚に収まるわけもありません。(我が家は子ども2人に子ども部屋が1つ、というのもありますが。)
結局、せっかく買った公式のフィギュア専用棚は一度も開封されず。
我が家のToniesのフィギュアは、今ではIKEAのインサートシェルフにぎゅうぎゅう詰めで乗っています。
IKEAのインサートシェルフ、Toniesのフィギュアがマグネット式なのでピッタリと付くんですよね。
当時買った公式のフィギュア専用棚は、今ではもう廃盤になっているようです。
そりゃあ、あれだけ少ない数のフィギュアしか乗らないんじゃあ売れないですよね。
現在は、公式でもサードパーティでも、フィギュアどころか本体まで乗せられる棚が出ています。
充電器も乗せられるようにきちんとコードが通るように設計されています。
Toniesの細々したものをきちんと1箇所にまとめておきたい人にはいいですね。
Tonieboxにつけるアクセサリー
いりますか、これ?とは思うものの、売っているので紹介します。
上のものは公式が出している、Toniebox本体の上部につける粘着式のシートです。
寝ている状態で子どもがToniesを聞くなら、箱の上部は見えません。
だったら箱の上部に貼るものなんて不要では、と思いますがそうでもないんでしょうね。
このタイプのシートも、公式だけでなくサードパーティのものがあります。
しかし、フィギュアと本体の接触部分がきちんとしていないと、再生に不具合が出ます。
持ち運びのバッグであれば、公式のものでなくても問題ありません。
でも、シートでおしゃれにしたい、という人は公式のものを買った方がよいでしょうね。
子どもの誕生日プレゼントやイースター、クリスマスに!

Toniesのよいところといえば、「ドイツの子どもならだいたい持っている」というところ。
子どもが誕生日会に呼ばれたら、もしくは誕生日会にお友達を呼んだら…。
プレゼントとして重宝するのがToniesのフィギュアなんです。
少々値上がりしたとはいえ、子どもの誕生日会にはぴったりの価格帯。
アマゾンのギフト券は便利だけれど、少しそっけない。
Toniesフィギュアはちょっとしたプレゼントにいいんですよね。
販売開始から数年過ぎ、当時小さかった子どもたちも大きくなってきました。
最近は、対象年齢が10歳以上のToniesフィギュアも出ています。
私の息子も今年は8歳。
できればもっと、この年代を対象にしたフィギュアが出てくれることを願っています。
コメント